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女性のライフステージとホルモン

こんにちは。
ウィメンズピラティス協会 代表の石原美香です。

前回まで、女性ホルモンについてご紹介しました。
今日は、ライフステージとホルモンの関係について学びます。

ライフステージは、初潮を迎える思春期
妊娠・出産を経験する性成熟期、閉経前後の更年期
閉経後の高齢期があります。

女性ホルモンは年齢によって分泌量が変化します!
そのため、女性の一生涯はホルモンと深く関係しています。

特にエストロゲンの分泌量により、
肝臓、血管、骨、皮膚などに影響を及ぼすため、
各年代ごとに女性の心と身体、起こりやすい病気のリスクが異なります。

今日は、ライフステージ、年代別の変化についてご紹介します。

10代:
思春期には、女児の体形は徐々に変わっていき、
体脂肪の割合が増加して、お尻や太ももに脂肪がついてきます。
女性ホルモンが分泌されるようになると、初潮が始まります。
初潮の平均年齢は12~13歳頃です。
10代に始まった月経は、数年経つと排卵や月経の周期が安定します。
月経が規則的になるのに5年ほどかかる場合もあります。

20代:
女性ホルモンの分泌は順調になります。
そして、20代後半になるとエストロゲンの分泌量がピークに!
体力・気力ともに充実している時期に入ります。
徹夜しても平気!など、体力があるからこそできてしまう時…

しかし、この時期にしっかりと健康管理を行うことで、
閉経後に起きやすい症状を予防することにつながります。

30代:
ホルモンの分泌は安定していますが、
この時期はライフスタイルが大きく変化する方も。

妊娠、出産というライフイベントにおいては、
女性の身体に大きな負担があります。

妊娠前、妊娠中にしっかりと身体づくりを行うことで、
産後の回復や体力が必要になる育児にとってもメリットがありますね。

40代:
卵巣機能が低下し、エストロゲンが減少し始めるなど、
ホルモンバランスの変化は40歳頃からあらわれます。
個人差はありますが、更年期症状を感じる方は、
顔のほてり、のぼせ、発汗、動悸、頭痛、
めまい、イライラや不安感など症状は多岐に亘ります。

キャリアを積んできた女性は、責任あるポジションを任されたり、
結婚や出産で仕事から離れていた方は、再び働き始めるケースも。

どちらにおいても、環境の変化はストレスにつながります。
そういったストレスなども更年期症状を引き起こす要因の一つになります。

50代:
平均閉経年齢は50.5歳。閉経を迎えると、
エストロゲンの分泌量はほとんどなくなり、
体の内側は大きく変化していきます。

子どもが自立したり、親の介護が始まるなど、環境の変化も大きい時期。
また、これから先のセカンドライフを考え始める方もいるのではないでしょうか。

60代:
まだまだこれから!な60代。
更年期を過ぎて体調が安定する方もいらっしゃれば、
この時期になって更年期のような症状を感じる人も…

また、エストロゲンの欠乏により、
生活習慣病や骨粗鬆症になりやすくなります。

生活習慣を見直し、健康を心がけましょう。

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